日本初の中小M&A向け表明保証保険(付帯保険としては世界初)

会社の事業戦略を実現するためのひとつの手法がM&Aですが、そのM&Aには企業調査(以下、DDという)が欠かせません。DDには売手企業のリスクを洗い出し、M&A後のトラブルを減少させる効果があるからです。しかしながら、残念なことに多くの時間とお金をかけて専門家がDDを行ったとしても、一定の確率でトラブルが発生してしまうというデータがあります。その代表的なものが表明保証※1違反です。

被保険表明保証違反による事故例

第三者請求の提起による事故例

そこで今回、表明保証違反による損害を補償する「小規模M&Aに特化した表明保証保険」の販売が大手保険会社より開始されました。この表明保証保険では、上記のようなM&Aで発生する当事者(買主・売主)間の表明保証条項を巡るトラブルに対して300万円までが補償されます※2。任意保険により補償金額の上乗せ・補償範囲の拡大も可能です。この表明保証保険は特定の専門家(公認会計士・税理士・中小企業診断士等で認定を受けた者)にDDを依頼することで自動的に付帯されるもの(DDとセット)であり、DD費用以外に追加費用はかかりません。そしてこのDD費用はなんと39万8千円です。

一般的にDD費用は高額です。規模にもよりますが、数百万円、安くても百万円程度を要します。買手にとっては大きな負担です。ゆえにM&Aにおいては極めて重要なステップでありながらも、特に小規模M&Aでは高額であることを理由にDDがスキップされてしまい、後になって「聞いていたことと違う」といったトラブルがしばしば起こります。今回の「DD+表明保証保険(DDの自動付帯保険)」により、買主にとってはM&A後の想定外の損失補填ができ、売主との時間のかかる補償交渉が不要になります。売主にとっても想定外の損害賠償請求を回避できます。買主・売主ともにより安心なM&Aを可能にするものです。

DDはこれからということであれば、既にお相手がいるM&Aでも利用できます。詳細はお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

※1   一定時点における一定の事項が真実であり正確であることを表明し、且つその内容を保証すること。
※2   基本プランの場合。財務・労務に関する表明保証違反が対象。

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