M&Aすることを決め、そのアドバイザリー業務について商談中であった企業が自己破産申請をされました。
かなり厳しい経営状態にあることは知っていましたが、次回訪問日を調整中のさなかに舞い込んできた知らせであり、まさに青天の霹靂です。
そのようには感じられませんでしたが、藁をもつかむ思いだったのでしょうか。。
従業員や取引先も多く抱えていた企業だけに、その影響が心配されます。
もう少し早く動いていれば、もう少し早くM&Aの決断を促すことができていれば、従業員・取引先・地域経済を守るための道を模索できていたかもしれない・・・このようなケースは決して珍しいことではないものの大変残念に、そして心苦しく思う出来事です。
M&Aは時間がかかります。
そして、タイミングがあります。
会社にとってのタイミング、経営者ご自身にとってのタイミング、業界のタイミング、さらには相手(譲受先)のタイミング。
M&Aを決断せずとも、事業承継における最善の選択のためには、M&Aを含めたあらゆる選択肢を早めに検討されることが肝要です。