会社の資産を100%儲けに貢献させるⅡ

お金を残す社長の習慣

相続・事業承継専門コンサルタント
有限会社エフピーマネジメント 大友 一夫

コロナでの緊急事態宣言が延長され、不自由な事態が続いております。

その中でも決算を迎え、大変な思いをしている経営者の皆様も多いことと存じますが、「何とかなる」との思いで、頑張ってほしいと本当に思います。

その様な中で、近年よく決算対策で使われている「オペレーティングリース」の件で悪いお知らせがありますので、まずその事から書きたいと思います。

去る令和2年4月23日、ある「オペレーティングリース」を取り扱いしている会社から発表がありました。それは組成していた航空機のリースを受けていた会社の倒産話しが出てきたとの事。この航空会社に「オペレーティングリース」による決算対策で投資した方はどうなるのでしょうか?

そうです。リース料は入ってこず、飛行機の売却も難しくなるため、投資金額が予定通り返還されないという事になります。保険でいうところの100%損金で、10年後の返戻率が90%の予定が、10年後返戻率は0%になるということです。

確かに「オペレーティングリース」は一括投資で、目先の損金の破壊力はあります。

しかし、何度も申し上げている通り、出口は不確定です。目先の損金に目がくらみすぎるとこういう事もあることを頭に入れておいて下さい。

皆様がもし「オペレーティングリース」に決算対策で投資していらっしゃいましたら、何とか無事に返還される事を切に願うだけです。(コロナの影響をまともに受けます)

さて、今日の本題ですが、会社で不動産を持つ場合、土地と建物をそれぞれ社長個人名義で持つべきか、会社名義で持つべきかという論点があります。

私が推奨しているパターンは、建物は会社名義、土地は個人名義です。なぜ土地を個人名義で持つべきかと言うと、土地は減価償却という形で経費では落ちないからです。

建物は会社名義で持つことによって、毎年減価償却により経費で落とすことができます。

経費で落とせないものは、会社名義で持つべきではない。つまり土地を個人で建物を会社にすると、土地を会社に貸し付けることで、社長は会社から不動産収入、会社は経費になるというメリットも出てきます。(適正賃料)

また、入り口、プロセス、出口で考えて下さい。入口とは土地を買った時、プロセスは土地を持っている時、出口とは土地を売った時です。トータルで考えてやはり会社で土地を持つことは、税金面でメリットがありません。それでも土地を会社で持ち続けますか。もう一度冷静に! 頑張って下さい。

2020年5月吉日

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